コンピュータに各シーンでの評価をさせてみたのです

これによって一気に知名度を獲得したWatsonのマーケティング戦術こそが、IBMの人工知能における戦略の一つといえるでしょう。
IBMは、Watsonを自社クラウド買収したSoftLayerで提供することで、ビジネス拡大を図ろうとしています。元々1990年代から、ハード機器依存からサービス収益へ事業転換を図ったこともあり、Watsonにおいても単なるモノの提供だけでなく、事業開発の支援も行っています。
人工知能で代替できるようになっていく

日本でも、都銀各行でWatsonをコールセンタや実店舗での接客に活用しようとしたり、ガン抑制薬の開発支援や、挙句の果てには料理メニューを開発させるなど、話題性には事欠きませんWatson以外でも、IBMは別のアプローチで人工知能の実現に取り組んでいます。元々自社でコンピュータを開発してきたこともあり、自社製スンを使って、同じく自社や共同研究している科学者が脳の動きをシミュレートする研究は何十年も粛々と続けられています。

コンピュータは企業の経営者の脳

その中で注目を集めているのが、2008年にDARPAが出資してIBMが中心となって動いているsyNAPSE(SystemsofNeuromorphicAdaptivePlasticScalableElectronics)プロジェクトで、脳を模したコンピュータチップ(ニューロモーフィックチップと呼ばれます)の開発です。
人工知能を実現する事ができる
AIを活用するというお話をします
2014年夏にコーネル大学との共同開発として発表されましたコンピュータ(有名なものはブルー·ジ今のコンピュータがプログラム内蔵方式のフォンノイマン型であることは、歴史の部でも触れましたが、演算領域とデータ格納が物理的に分かれているため、どうしてもその間をやり取りする時間がかかってしまいます。このチップの特徴は、ニューロンに相当する素子が100万個、シナプスに相当する接続部が2億5600万個を埋め込み、記憶装置も内部に格納しています。ロボット社は常識的な台数

コンピュータの判断能力としては虫の脳レベル

(つまり情報をやり取する距離が格段に短くなります)この仕組みを活用して、脳のように高速な並列処理を省電力発表ではGPUの10分の1以下で実現しようとしていますもう1つ注目されているのが、IBMCLC(CorticalLearningCenter)での研究です。ディープラーニングは、脳の知覚を模したアプローチですが、活用するには「教師あり」または事前学習が必要です。スマートフォン登場前に情報携帯端末当時はPDAと呼称が流行っていた時期がありました。その中でデファクトに近い人気を誇ったのがPalmOSで、名前を聞いたことのある方は多いでしょう。その開発者として一躍有名となったジェフ·ホーキンスが、新しく興したのがNumentaという会社です。
人工知能を利用すれば業務の効率化を行えますロボット社は常識的な台数

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Numentaは、カーツワイルの考え方に近く、大脳新皮質の構造をコンピュータで忠実に再現する研究を進めており、IBMのCLCが共同研究として2015年より参画しています。まだ具体的な成果までは公表していませんが、実績のある著名人ホーキンスの事業ということもあり注目を集めています。
余談ですが、Facebook,Tesla,SalesforceのCEOがこぞって出資した超有望人工知能ベンチャーとして、Vicariousヴァイカリアスという企業があります。よくWebサイトの認証手法で機械に読み取らせないため画像内に歪めた数字·文字を人間に書き取らせる仕組みを見たことはあると思います。(人間でも時々読み解けないものがありますね)Vicariousの人工知能はそれすら読み取るほどの性能を備えているということで、誌面をにぎわしました。